不眠ではない人にとっても、睡眠はとっても大切なものです。
断食・ファスティングは流行りですが絶対にやってはいけないのは断眠です。
眠らせない拷問というのがあったくらいです。
ようこそ、不眠改善の世界へ
睡眠によって得られるのは爽快な目覚めだけではありません。睡眠は健康を保証する重要な役割をもっています。
睡眠時に分泌される成長ホルモンは細胞の修復や疲労回復を促しています。
「寝不足で肌が荒れる」現象もここから生じます。
質の良い睡眠は免疫をもアップさせますので(私が子どもの頃に親から言われた)「寝たら治る!」もあながち間違いではなかったようです。
睡眠の重要性を考えると、不眠でお悩みの方だけでなく、ぐっすり眠れた気がしない、日中ぼんやりしてしまう、集中力が続かないという方にもこれからの時代をよりよく生きるために「睡眠力アップ」を強くオススメします!
不眠の種類
不眠、睡眠障害。今は10人に1~2人がなんらかの睡眠障害を感じていると言われています。
大きくは4つにわけられます。
・なかなか寝付けない入眠障害
・途中で目が覚めてしまう中途覚醒
・予定よりもかなり早く目覚めてしまう早期覚醒
・寝ているのにぐっすり寝た気がしない熟眠障害
どれもこれも、当事者にとってはツラいものばかりです。
なかなかに眠れず、「いつ眠れるのか、、今は何時?、、まだ眠れない、、、」と焦る気持ち。
一度目が覚めてしまうと4時くらいからずっと眠れなかったり。
ちゃんと寝ているはずなのに、朝から頭がぼーっとする、仕事のときもやる気がでない。
睡眠時無呼吸症候群

私のことでいうと、会社員時代は100キロ近くあったこともあり、肥満から睡眠時無呼吸症候群だったのか、日中の眠さは半端ではなかったです。
高速道路を運転している時に何度も事故を起こしそうになりました。
ちなみに、睡眠が足りないと脂肪が燃焼しにくくなることも指摘されています。
不眠と高血圧、不眠と糖尿病の因果関係も指摘されはじめています。
睡眠をちゃんととることは、健康を確保することに即、つながっています。
三大生存本能のひとつに数えられているのも意味のないことではないのですね。
不眠症治療と薬にまつわるあれこれ

不眠症の治療は現在はほとんどが薬物投与ということになります。
睡眠薬、眠剤、睡眠導入剤などと言い習わされているものです。
入眠障害であれば、短時間で効果の切れるもの、早期覚醒であれば効果が長時間続くもの、と言った使い分けがされます。
いちばん気にされるのは、薬の依存性ではないでしょうか?
薬なしでは眠れなくなり一生止められなくなるのではないか、効きが悪くなってどんどん強い薬になっていくのではないか。
薬の世界も日進月歩で進化をしています。より安全なものへより依存性の少ないものへ。
そうはいっても進化の途中ではありますし、なによりも睡眠薬は五割の人にしか効いていないという説もあるんです。
また不眠症で受診したからといってすぐに睡眠薬が処方されているわけではなく、不安をやらわげるための精神安定剤が処方される傾向もあります。
どちらにしろ、睡眠薬による眠りと自然な眠りと同じかと言われれば、「なにか違う」という感覚を持たれるのではないでしょうか?できるなら自然な眠りを取り戻したいものですよね。
睡眠と自律神経の関係

日中は活動的で、夜になると眠くなる。ごくごく当たり前のことをこれまでは意識せずにやってきたと思います。
意識せずに、誰がやってくれていたのかというと自律神経がやってくれていたんです。
活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経がバランスをとりながら夜は睡眠へと導いてくれていました。
日中は優位な交感神経が夜になると副交感神経へとバトンタッチされていくことで自然と本来の眠りが訪れる、、、はず。
そうでないとすれば、夜なのにまだ交感神経が活発に働いているから、という可能性が考えられます。
よく耳にするようになった自律神経の乱れ(自律神経失調症など)と呼ばれる状態です。
わかりやすい例え話をすると、山歩きをしていたら目の前にクマが突然現れた!!やがてクマは背中を見せて去っていった・・・。たぶん、しばらくは心臓のバクバクが止まらないはずです。
いつまたクマが現れるか、今度現れたら無事では済まないのではないか、どこかそのへんに居てこっちをうかがっているのではないか、カサッと草が音を立てた!!、、このとき、交感神経が最大限優位になっています。
自律神経失調症の言葉とともに交感神経がワルモノ扱いされる風潮もありますが生き延びるために最重要な働きをしてくれているのです。
クマと遭遇する可能性があるなかで、リラックスしていては生存可能性が下がります。神経を研ぎ澄ませ、こちらの気配を消すために呼吸を小さくし、クマの位置にいち早く気づけるように目や耳の感度をあげていく。
そしてここが重要なのですが、「そんな状況でゆったりと安眠していては生き延びることがおぼつかない」のはおわかりですよね?
ここに、不眠の要因の背景があるのだと私は考えています。
不眠症の「意味」

寝ることは生きていく上での必須条件です。
よく言われるのが「食べなくても水があればしばらくは生きていける」という言葉です。
人体実験は許されませんが「一ヶ月程度」と言われています。
ではどのくらい寝なくても大丈夫なのかというと・・・はっきりはしません。
11日間という「記録」がありますが、超短時間の睡眠(目を開けたまま)を取っていただろうとも言われます。
しかも、11日間健康的でいられたわけではありません。
ではなぜ、生きていく上で必須の睡眠がうまくとれなくなるのか。
可能性としては、自律神経の乱れです。
ぐっすり眠ることで生き延びる可能性が減ると身体が判断したなら、すぐに眠りに落ちないようにしたり、眠りを極度に浅くしてすぐに目が覚めるように計らうこともじゅうぶん考えられます。
それが入眠障害や中途覚醒、早期覚醒などにつながってくる。
こう考えて行くと、寝なければ生きていけないのに睡眠障害が起こってくることの辻褄があってきます。
寝なければ生きていけないが、寝てしまうと身に危険が生じると心身が判断している状態。
これが不眠の意味ではないでしょうか。
不眠への道

現在、不眠症で悩まれている方の大半は身体の故障ではないはずです。
おそらくは自律神経の乱れからきているのだと思います。
自律神経失調症で調べていただくとそこにははっきりと「不眠」という文字が書かれてあるんです。
どうでしょうか?
人間関係、仕事の重圧、家庭内でのハードワーク、なんとも言いようのない焦りや不安などを感じていなかったでしょうか?
そういった「ストレス」が「クマ」と化し自律神経を交感神経優位へと導き、ひいては不眠を引き寄せることになってしまいかねないのです。
上司や得意先がクマ、責任がクマ、もとめられてる理想像がクマ、自分だけ置いて行かれてる焦りがクマ。もちろんクマではあり得ないのに心身はそれを「クマではない」と理解できずに身の危険を感じ始めている。
「生き延びるためにはアンテナを鋭敏にしてうっかり熟睡してしまわないようにしなければ・・・」
ということは、不眠症の治療には、「薬で眠らせる」以外の方法がちゃんとあることに気づきます。
眠るための治療にフォーカスするのではなく、自律神経をもう一度、整え直してあげればいいのです。
ここまで読んでくれた方に使っていただきたいのが、こちらのサプリです。
熟睡への道はすでに開かれています。