インフルエンザ鼻以外の検査方法はないの?痛いのはイヤという方はこれ

寒気と共にやってくる、恐怖のウイルス「インフルエンザ」
毎年、驚異的な感染力でたくさんの人を脅かします。
学校や会社や家庭など、身近の誰かがインフルエンザになった!と聞くと、明日は我が身・・・と怯えてしまいます。

しかし、気を付けていたとしても、ほんのチョットの油断で、アレ?熱っぽい?とか、喉が痛い・・・など、人間誰しも体調不良になる事もありますよね。
そして、そうなってしまった場合に疑うのがインフルエンザ。
ただの風邪ならば、1~2日、とにかく休養すれば、何となるものが多々ですが、インフルエンザになると、大体がだんだんとしんどくなっていき、風邪のように自然治癒では、到底難しい病気です。
私も何度かインフルエンザになった事がありますが、しんどくて体重があっという間に4キロほど落ちました。

あ、もちろん、すぐに戻りましたけど・・・。
病気というものは、何でも発見が早ければ早いほど、症状を軽くする事が可能です。
その為にも、早めの検査が必要なのですが、インフルエンザの検査方法は、鼻の奥に綿棒を突っ込んで擦るのですが、それがまた痛い!
大人でも痛いのですから、子どもなら、なおさらです。
鼻の検査以外に、方法はないのでしょうか?

・・・あるんです!
そこで、今回はそのインフルエンザの検査方法について、鼻以外でも可能な方法をご紹介します。

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インフルエンザ鼻以外の検査方法は?

インフルエンザ鼻以外の検査方法はないの?痛いのはイヤという方はこれ

喉頭拭い液

これは、喉の奥の方に綿棒を擦り、菌を採取して調べる方法です。
痛くはないのですが、苦しい。
喉のかなり奥の方まで綿棒を突っ込む必要がある為、オェッとなってしまう苦しさがあります。

この検査をする場合は、空腹時に行かないと出来ません。
出てきてしまう可能性がありますから・・・。
痛みに弱い人は、コチラの方法を選択されるようですね。

ただ、鼻で検査する場合よりも正確性に欠けます。
喉頭拭い式の場合、正常に結果が出る確率60~80%。
鼻で検査する場合、正確に結果がでる確率おおよそ85%と言われています。

但し、全ての病院がこの方法をやっているとは限りません。
事前にインフルエンザの検査方法を電話やインターネットで調べて下さいね。

鼻水で検査

ティッシュやラップに鼻をかんで、鼻水で検査する方法です。
コレが一番楽じゃない!と思いますが、正確性に欠けます。
正常に結果がでる確率がグンと下がって、40%ほど。
もし、インフルエンザじゃないと結果が出たとしても、ぬか喜びの可能性もあります。

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なぜ、鼻検査する病院が多いのか?

 

正常に結果がでる確率が高いからです。
風邪とインフルエンザでは、お薬も違います。

正しい判断と、正しい処置をする為に病院に行くのですから、絶対とは言えずとも、なるべく正しい結果が出る方法を取るのが、病院としては通常ですよね。

鼻検査をするタイミング

インフルエンザの症状が出てから、12時間以上経過してから検査します。
そうでなければ、まだ菌が少ないため、正しい結果が出にくくなるからです。
インフルエンザのウイルスは、感染してしまうと、驚異的な速さと数でウイルスが増殖します。
感染後8時間後に100個のウイルス、16時間後には、もう1万個です。1日たったら、何と100万個のウイルスが増殖しているそうです。
スゴイ・・・。
インフルエンザは、急に熱が出ます。

なので、発熱してから12時間以上経っても熱が下がらない場合、すぐに病院へ行きます。
48時間以内に鼻検査を受けなければ、タミフル等のお薬はもらえません。
検査をするタイミングが早すぎても、遅すぎてもいけないので、タイミングが重要です。
また、鼻検査は、菌を採取してから10分~20分程度で結果が出る為、対処も早いです。

検査の費用は?

健康保険が3割負担の場合、実費は2000円弱ほどです。
検査費用は、全国の病院どこでも同じ料金です。
鼻検査、どんな風に痛いの?
数年前に鼻検査を受けた事があります。
泣きました。笑

鼻の奥に綿棒を入れる時点で、涙は出ます。
それに加えて、鼻の奥でズーンという痛みが数秒続きます。
その痛みが頭を貫通するような痛みです。
看護師さん、やり方間違ってませんか?もしかして、下手くそですか?と疑ったほど。
皆、この痛みのようです。
人によっては、鼻血が出てしまう事もあるそうです。

安心して下さい。麻酔があります

喉の奥に、シュシュッと麻酔をかければ、不快感や痛みを感じずに検査できます。
特に子どもの場合、痛みで暴れしまい、綿棒が違う場所に刺さったりして危険なので、麻酔を使用する病院は多いようです。
もし、麻酔なしで検査されるようでしたら、事前にお願いしてみるといいですね。

少しでも痛みを和らげる豆知識

コーヒーを飲む

カフェインは、アドレナリンを分泌します。
アドレナリンが出ていると、痛みを感じにくくなります。
ボクシングの選手が言っていたのですが、ボクシングの選手は、あんなにボコボコに顔をやられても、試合中はそんなに痛くないそうですね。

また、アドレナリンが出ていると、あまり血も出ないとか。
なので、セコンドの人は、選手のアドレナリンが出るような声かけをすると聞いたことがあります。

運動をする

インフルエンザかもしれない、という時にコレは無理ですね。笑
何か他のシーンで使えるかもしれないので、ご紹介してみました。

インフルエンザと風邪。どう違う?

インフルエンザと風邪。どう違う?

症状

風邪の場合、喉の痛み・鼻水・くしゃみです。
熱はないのだけど喉が痛い、もしくはくしゃみ・鼻水が止まらない。といった場合が多い症状です。
インフルエンザだと、悪寒がする、関節痛・筋肉痛などの症状から始まります。

また、とにかく体がだるい・・・といった倦怠感があり、頭がボーっとします。

合併症

風邪の場合でも、肺炎や副鼻腔炎といった合併症を伴い事もなくなはいですが、さほど多くはありません。
それに比べて、インフルエンザの場合は合併症も気を付けたい所です。

特に乳児や高齢者は、肺炎などの合併症リスクがグンと上がります。
乳児の場合、脳症の合併症につながる場合もあります。

 熱

風邪の場合、あまり高い熱は出ない事が多いですが、インフルエンザの場合、一気に38度~40度の高熱がでます。

このせいで、関節痛や強い悪寒があります。
最もインフルエンザと風邪の違いが分かりやすいのは、発熱かどうかです。

インフルエンザの結果が陰性だったけど、高熱が下がらない場合

インフルエンザの結果が陰性だったけど、高熱が下がらない場合

インフルエンザとは違う病気の疑いがあります。
<高熱を伴う主な病気(症状)>
扁桃腺(喉の痛み)
肺炎(喉が渇く)
腎盂腎炎(血尿が出る・背中から腰にかけて痛みがある)
髄膜炎(激しい頭痛がある)
盲腸・肝炎(腹痛) など

上記のように、高熱以外にも症状がある場合はインフルエンザとは違う病気の可能性があります。
ですが、翌日になっても高熱でうなされるばかり・・・という時は、再検査をオススメします。
検査も100%ではありません。
また、先述したように、ウイルスがまだ少ない時に検査した場合は、陰性という結果になる可能性があります。
もし、48時間以上経って、インフルエンザと分かっても、タミフルなどの薬は効果があまりないので、その時間内で再検査をする事をオススメします。

まとめ

インフルエンザにかかってしまうと、症状が重いだけじゃなく、合併症などの恐れもあります。
また、驚異的な感染力をもっているので、2次感染も。

発症して12時間以上、48時間以内でれば、薬で治療でき、重症を防ぐ事ができます。
2次感染や重症を防ぐ為にも、発熱し、インフルエンザの疑いがある場合は検査をオススメします。
鼻以外の検査方法もありますが、正確性にどうしても欠けてしまいます。
数秒間、痛いですが、我慢を!

痛みはどうしても無理!という方は、麻酔をしてもらえるかどうか、相談してみてください。
そしてもし、陽性が出てしまったら、お薬をもらって、なるべく栄養をとって休養をとってくださいね。