FXはほとんどのトレーダーが勝てない仕組みになっている。

■約90%のFXトレーダーが勝てない現実

ここで言うと勝てないとは

FXトレードで利益確定と損失確定を繰り返して

トータルで損していることを言います。

FX初心者のころネットや雑誌でよく言われていたことの1つで

「約90%のFXトレーダーが勝てない」がありました。

今でも同じように言われ続けています。

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FXはほとんどのトレーダーが勝てない仕組みになっている。

FXはほとんどのトレーダーが勝てない仕組みになっている。

ほとんどFXトレードの経験がなかった私には実感が無く、

FXの厳しさも知らなかったので自分には関係ないと思っていて、

それどころかFXトレードを完全に甘く見ていました。

そして、なにも知らないままFXトレードを続けていく過程で

当然ですが、数多くの失敗を経験して

FXトレードの厳しさを思い知らされることになりました。

失敗を繰り返しながら「なぜ勝てないのかな?」と常々考えていくと、

ほとんどのFXトレーダーが勝てない仕組みになっている要因は

次のことがあるのかなと日々失敗を経験して感じました。

それは「感情をあおる仕組み」になっているから、

ほとんどのFXトレーダーが勝てないのかなと思います。

■ポジションを持った瞬間からあおりが始まる。

どういうことかというとポジションを持った時点で

スプレッドで含み損を抱えることになります。

スプレッドとは買値と売値の差額で、

例えばレートが100.50-53だとすると

買値が100.50で売値が100.53で

その差額、スプレッドは3銭になります。

その3銭分含み損になるのです。

スプレッドがかならず含まれると仮定すれば

100%のトレーダーがポジションを持った瞬間から負けていることになります。

FX初心者のころ裁量トレードでしたので

ポジションを持った瞬間から不安な気持ちになっていました。

■なぜ感情をあおられると、ほとんどのFXトレーダーは勝てなくなるの?

早く利確(利益確定)をしてしまう。

まずポジションを持った瞬間から含み損を抱えることになるので

不安な気持ちになります。

私もそうでしたが、勝ちたい、絶対勝ちたいと思ってトレードしていました。

「不安」と「勝ちたい」の感情が見事にあおられている状態です。

その次に私が取った行動は

「早く利確(利益確定)をする」です。

含み益がある時、次の行動になりやすいと思います。

それは「不安」と「勝ちたい」の感情から「勝ちを逃したくない」になり

そのためには「利確(利益確定)を早くすればいい」となります。

利確(利益確定)が早くなると、利益が少なくなる傾向があります。

利益が少なくなるとトータルで勝てない確率が高まります。

損切りができなくなる。

FXを始めたばかりの時、私もそうでいたが、

損切りが嫌で損切りルールがありませんでした。

いわゆる「損切りしない手法」というやつです。

損切りは必ず設定しろと、ネットや書籍で言われていました。

ですが、その当時の私のある経験が損切りを使わない手法へと駆り立てなのです。

その経験とは「損切りをしなくても値が戻ることがある。」です。

円安トレンドが続いた時期があって、その時期は買ったら上がる(円安)の繰り返しで

たとえ含み損を抱えてもしばらく待てば値が戻って利益に転じるパターンの

繰り返しでした。

「損切りしない手法」がたまたま機能したのです。

この経験が私を勘違いさせ「損切りはしなくていい」と考えるようになりました。

問題はここからです。

「損切りしない手法」は私の場合トレンドに沿って

売買していたので機能していたのですが、トレンドはいづれ反転します。

「損切りしない手法」はこの反転した時が地獄の始まりになるのです。

これだけは自信をもって言えるのですが

「損切りができないと必ず大損します。」

損切りこそが正しい道標に

損切りを設定せずにFXトレードを続けていると負のスパイラルに陥ります。

始めはちょっとした含み損で、すぐ値が戻すだろうと余裕ですが

徐々に含み損が膨らんでいくと、どんな心理状態になるかというと

「今損切りしたら大損確定だからもう少し値が戻るのを待とう」と

損切りができなくなります。その後も同じ行動を繰り返して

含み損が大きくなり、更に損切りができなくなって結果、大損する。

もう感情あおられまくりです。