実際問題、新卒早期退職者は企業にどう思われているのか。まずはとにかく自己分析を!

私は大学を卒業してからの一社目を半年で退職しています。

これは転職の場合で考えると、かなり不利なことですよね。「忍耐力がない」であったり「経験が少ない」「またすぐに辞めてしまうんじゃないか」といったネガティブな印象を相手に与えてしまいます

 

ですが、実際に採用担当者として働いていると、そういった早期退職者は案外世の中にはたくさんいることがわかります。本当にいるんですよ。2ヶ月や3ヶ月、1年以内に退職している人の数ってかなり多いです。

 

私自身は、退職の時期はあまり気にしなくてもいいと思っています。むしろ同じような年齢、経験である新卒よりも有利になる点だっていくらでもあるんですから!

それでも、世間では「早期退職は次の就職先を決めるのに相当苦労する」というイメージが定着しています。その反対に、早期退職者であってもさっくり転職先が決まる人もいます。

その差というのは一体どこからきているのでしょうか…?

 

今回は、新卒早期退職者が次を決めるためにどうすればいいのか、企業の採用担当者はどんなところを見ているのか、私の経験から書いていきたいと思います。

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企業の目線

実際問題、新卒早期退職者は企業にどう思われているのか。まずはとにかく自己分析を!

早期退職者である以上、企業はその人の経験やスキルを見るようなことはしません。そこで判断できないですからね。

だいたい以下の4つのポイントで判断することが多いと思います。中には自分ではどうしようもないものもありますが…。

 

①学歴

 

これはもう仕方のないことですね。経験やスキルがない以上、新卒と同じような判断になってしまいますから…。

ですが、学歴はその人の能力というよりも努力を示すものだと私は考えています。その学校へ入学するために必死に勉強したこと、推薦で入学したのであれば部活や勉強などで努力して結果を残し続けてきたということですからね。

 

たとえ早期退職していたとしても、そうやって努力ができる人だということがわかれば、企業は比較的好意的に捉えてくれると思います。だからこそ、就職サイトの経歴書実際の面接の時に持参する履歴書には、自分が努力を積み重ねられる人間であることを漏れなく記述するようにしましょう。

もちろん大学名がそのまま合否に直結することもありますが、少なくとも私が勤めているような中小企業ではそんなことはありません。そもそもそんな高学歴な人財は来てくれませんから(笑)

 

学歴に加えて、経歴の書き方、整理のしかた、文章の簡潔さなどを見て判断します。学歴は変えられませんが、文章の書き方はいくらでも変えることができますからね。学歴に自信がないという人は「わかりやすく簡潔に」を意識して職務経歴書などを作成してください。

 

②資格

 

理由としては学歴とあまり変わりません。資格もその人の努力や、これまでにやってきたことを示す看板になりますからね。

数が多ければいいのではなく、自分の大学や経歴にどれだけ直結しているかも重要になります。つまり「なぜその資格を取得しようと思ったのか」が大切です。後付けでもいいので、そこを説明できるといいと思います。

 

③業界

 

書類選考段階でも面接のときでも構いませんが、面接官に「そりゃ退職しても仕方ないよなあ…」と思わせることができれば、内定がかなり近づきます

早期退職を納得させることができさえすれば、あとは余計なフィルターを挟まずにあなたのことをまっすぐに見てくれますからね。そこで能力や人柄をアピールできれば、次の就職先は決まったようなものです。

 

退職の主な理由はやっぱり激務なことでしょうか。マスコミや不動産、介護……経験したことはなくても「激務なんだろうな」という印象を持つ業界はいくらでもあります。「残業が多くて、辛くて辞めちゃったんだろうな…」という方も見ればなんとなくわかります。

「前職は忙しかったですか?」「残業時間はどれくらいでしたか?」と聞かれた時に答えられるように準備しておきましょう。

 

ですが、ここでは過度に辛いアピールをしないように気を付けるようにして下さい。

人間とは不思議なもので、確かに辞めざるを得ないだろうとはわかっていても、それが本人の口から過度に出てくると、その人を好意的に受け止めることができません。「残業が月100時間以上あって…」「体調を崩してしまって…」「上司や先輩に怒鳴られっぱなしで…」面接官に詳細を聞かれたなら仕方ないですが、聞いてもいないのに辛い経験をつらつらと語ることだけはやめておきましょう。

 

あくまで、聞かれた時にさくっと残業時間を言うくらいにしておいた方が無難ではあります。相手の同情を買えるように控えめに…(笑)

 

④顔(表情)

 

学歴以上にどうしようもないですが、やっぱり顔というものも選考を左右するものだということに変わりありません

これは早期退職者に限りませんが、アピールできる実績やスキルがない以上その要素がかなり大きくなってしまいます。特に営業職や人事職といった外部の人を相手にすることが多い職種は、この顔採用が多くなる傾向にあります。

 

イケメンや可愛い人が有利なだけというご意見もありますが、それだけではありません。外見がそこまで…という人であっても相手にポジティブな印象を与える方法はいくらでもあります

常に明るい表情をしていて、笑顔で応対できる人やしっかりと相手の目を見て話せる人、服装や姿勢がシャキっとしている人は比較的好印象を与えることができます。

 

人が合否を判断している以上、顔立ちが整っている人が合格しやすいという傾向は否定できません(笑)

ただし、その影響を最小限にできるかどうかはあなた次第です。スッキリとした印象を相手に与えることができるように、まずは自分の表情や服装を見直してみましょう

 

 

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最終的な勝負はどれだけ内省できているか

 

ここで注意点を。

上に挙げたものは、あくまで書類選考に通過できるかどうかであったり、第一印象として相手にポジティブな印象を与えることができるかどうか、という役割しか果たしません。残念ながら…。

 

最後に見られるのは自己分析

 

最終的に内定をもらえるかどうかは、どれだけ自己分析ができているかということに尽きます。学生の時から嫌いな人は多いと思いますが、自己分析って何歳になっても本当に大切なんです。特に転職しようとしている人は。

いくらきらびやかな学歴があっても、見た目が華やかでありとあらゆる資格を持っていても、何も考えていない人は絶対に内定は出ません

 

ただでさえ一社目を早期退職している以上、企業としてはその反省点をどう活かして現在の就職活動を行っているのか、というところを重視します。自分の会社で同じように早期退職されては困りますからね。

 

「営業をしていて、激務で帰れなかった。1ヶ月ほど休みなく働いたから、長く続けていくのは厳しいと考えて退職した。だから、今はバックオフィスを中心に見ている」

これではダメです。ただ「楽がしたい」という下心しか見えてきません。それに、バックオフィスがどういう仕事なのかも全く理解していませんよね。

 

早期退職者でも内定がサクッともらえる人とそうでない人の差はここから来ます。自分がなんで一社目を選んで、なんで退職したのか、なんで現在はその職種を志望しているのか。その「なんで」の部分をしっかりと説明できるようにしましょう。

そのためには自己分析がかなり大切になります。自分なりにどう考えて就職活動しているのかを話せるようになって下さい。そうすれば必ずどこかは内定を出してくれるはずです。

 

ですが、これができている人は本当に少ないです。だから「早期退職者は使えない」=「次の就職先を決めるのに苦労する」というイメージが広がっているのかもしれないですね…。

 

学歴や服装は入口、自己分析は後押し

早期退職は責められることではありません。誰にだってあり得ることです。忍耐力の問題でも、人間性の問題でもありません。

ただし、企業側が早期退職者を採用する場合にはそれなりに覚悟が必要になります。その覚悟を後押ししてくれるものがあなたの自己分析なんです

 

上に挙げた4つのポイントはその人を品定めする入口でしかありません。最後、あなたの言葉によって、企業があなたを買うかどうかを決めるんです。

 

迷っている企業の背中を優しく押してあげられるよう、自己分析をしていきましょう。