学校給食「早く食べなさい」ほんとに必要?

こんにちは、子育てエンジョイしていますか。私です。

今回はわが家のひとり息子(小学1年生)と「食」の話をしたいと思います。

わが家のひとり息子は昔からとにかく食が細いことで有名です。

ともだち家族と一緒に外食に行く機会も時々あるのですが、よその子が1人前ぺろりと食べ終わっているのに、うちの息子は皿の上をちくちくといじりまわしただけで「もう食べられへん・・」と言うこともざらにあります。

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少食との戦いの歴史

小食に関してはこれまでいろいろと手をかえ品をかえやってきました。

少しでも食べやすいようにと、ごはんをすべて一口サイズの小さなおにぎりにしてみても効果はなく、家族みんなでしりとりをしながら「自分の順番がきたらひと口食べる」というルールを導入したときは遊びに熱中しすぎていつも以上に時間がかかってしまいました。

また「食べたくないのなら、本当におなかがすいたというまで食事の間隔をあけてみよう」と荒療治を試みたときは1食ぬいても平気、2食目に突入しても全く空腹をうったえてこないためチャレンジ初日にしてこちらが根負けしてしまうなど、食事に関しての失敗の歴史をつづっていくと1回の記事ではとても書きつくせそうにありません。

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今回のテーマ「学校給食」

そんな息子ですが、案の定学校給食で悩みをかかえています。

「食べるのが遅いことを先生に怒られる」が、その理由です。

息子も食べるのが遅いことは男として恥ずかしいらしく、がんばって食べているようなのですが、週に2回平均で登場するコッペパンはサイズが大きく、パンより「ごはん派」の息子は、コッペパンの日にはいつも苦戦しています。

他にも給食についていろいろと話をきいてみたところ、クラスの中に同じように食べるのがおそかったり、苦手な食べものがあったりする子供たちが何人かいるらしいのですが、どうしても苦手な牛乳を全部のむことができなくて、「泣きだす子もいる」そうです。

「早く食べなさい」って必要なの?

ずいぶん昔のはなし、私がまだ小学生だったころにも給食が食べられなくて昼休憩中や掃除時間中もずっとひとりで食べさせられている子もいましたが、「あんな時代錯誤な風習まだ残っているのか・・・」というのがこの話を聞いたときのストレートな本音ですね。

だってもし、これが給食でなく体育の授業だったらと考えてみてください。

50m走でタイムがおそかったことを怒られて、罰としてグラウンド1週させられたりしたら大問題になりますよね。

食べることって運動と同じくらい個人差があるものではないでしょうか?

それを「遅い」という理由で叱責するということは「必要のない、いきすぎた指導」だと感じてしまうのです。

よく考えても、やっぱり将来役に立ちそうにない

だいたい大人になったら「大食い」「早食い」を注意されることはあっても「小食」を注意されている人なんて見かけたことはありませんし、かつて小食だった子供をもっていたお母さんたちからは「いつか食べ始めるから心配いらないよ」と言われることはありますが、「あのとき無理してでも食べさせておかばよかった!」と後悔しているお母さんには1度もあったことがありません。

そしてお母さんたち自身、みんな新しいダイエット法に夢中になっています。

もうこの現実だけで、結果がでているようなものじゃないですか?

今のところ「早く食べましょう!」から期待できる効果は「食べるのが遅い子供が給食の時間を楽しめなくなる」くらいのようなので本当やめてほしいですね。

今回のまとめ

今回は学校給食について書いてみました。

私が食事を通じて子供に感じてほしいこと、それは「好き嫌いなく、なるべく早く食べる」ことなんかではなく、「食べるって栄養の摂取だけが目的でなく「楽しい時間」なんだ」ということです。

勿論食事中のマナー違反や食べずに遊んでいる場合にはしっかり怒ってもらって全然かまいませんし、好き嫌いをなるべく減らすような誘導は必要と思っています。でもうちの子供のように「給食の時間がきらい」なんて、そんな寂しいことを言うこどもだけは作らないでほしいと、心から願っています。

ちなみに食事の話に関していえば「はやく食べなさい!」以外にも「好き嫌いはダメ!」という指導に関してもちょっとだけ異論があるのですが、それは次の機会に。

今回はちょっと強く語りすぎましたね。うっかり説教モードにはいってしまいまい、失礼いたしました。

妻からはこんなところを「なんかめんどくさい」と言われますが、なかなかなおりませんね。

それでは、今回はこのへんで。