転職の最初にすべき行動は「求人を見てみること」。本当は転職しなくてもいいのかも…

転職がしたい!

と考える人はとても多いです。誰だって何かしら現状に不満を抱えながら会社勤めをしているものですからね。

給料、勤務時間、通勤時間、人間関係…全てが自分に合った会社を見つけることのほうが難しいです。必ずどこかで不満が溜まってしまうものです。

 

さて、電車に乗っていた時にとある転職エージェントの広告が目につきました。「現職に残ることも提案するのが転職のプロ」 うん、なるほど…素晴らしいですね。

 

でも、これって裏を返せば結構多くの人があまり真剣に考えず転職活動をしているってことを表している広告だと思いませんか?

そこで、今回は転職を思い立った時にすべきことを書いていきます。

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「自分はなぜ転職するのか」を知る

転職の最初にすべき行動は「求人を見てみること」。本当は転職しなくてもいいのかも…

転職に関して調べてみると、まず最初に内省(自己分析)を求めるものがとても多いです。

自分はどんな仕事がしたいのか、どんな仕事に適性があるのか、給料や勤務地、時間などどこにこだわりがあるのか……。ここをしっかりと固めてから就職活動に臨むことを勧められます。

 

確かにそうかもしれませんが、現職以外なんの情報もなしにいきなり考えるのは少し無謀だと思いませんか?それだと「現職と正反対ならなんでもいい!」なんて結論になってしまうだけかもしれませんね…(笑)

 

最初はまず適当に「転職」を調べてみる

転職サイトに登録して求人を見てみるなんて、転職を考えたことがある人なら当然のことですよね。ですが、こんなことすら面倒くさいと思ってしまう人はいるんです。

転職サイトを使って求人に応募できるようになるまでは結構な手順が必要となります。

名前やメールアドレスを記入することはもちろんですが、これまでの経歴や希望する業界、職種などサービスを100%利用するためにはここを細かく入力しなくてはいけません。

 

この手間に負けてしまって転職活動に最初から躓く人もいます。

そんな人でもスマホやPCを開いて、思い立ったときに「転職」と検索することはできます。そうすると、実はサイトに登録するだけではなく、意外と転職活動って色々と方法があるんだということがわかるんじゃないでしょうか。

エージェントを使う、イベントに行ってみる、サイトを使用せずに自社で活動している企業を見つける……などなど。

 

「あ、このイベントあの会社も出展してる!学生の頃第一志望だったんだよなあ…」

「エージェントだったら自分で求人を探す必要がないのか!これは楽だなあ…」

とまぁ、適当に調べているだけでも予期せぬ出会いや発見があるものです。

 

誰でも転職を思い立った時は「なんとなく」だと思います。ですが、そこから本腰を入れるためには「どうなりたいか」という具体的なビジョンが必要になります。

ですが、最初にビジョンから作ろうとすると、「とにかく現職のここは嫌だなあ」とか「定時に帰れればなんでもいいや!」みたいに短絡的になりがちです。

それを防ぐために、まずは適当でもいいので転職の情報を集めてみましょう。その中で自分の具体的な目標を固めていく…これができれば最高だと思いますよ!

 

一番のオススメはできるだけ数多く求人を見ること

適当とは言いつつも、やはり私が一番勧めるのは数多く求人を見て、比較することですね(笑)

今はサイトに登録しなくても求人を見ることができますので、手間に感じることも少ないと思います。例えば「営業 求人」とか「東京 求人」と検索すればいくらでも出てきます。

これを使ってたくさんの求人を見ていきましょう。可能な限り幅広い業界、会社の規模、職種を見た方がいいです。自分の行きたい方向や専門が定まっている人は別ですが。

 

 

幅広い求人を見ていく中で、自分がいいと思う会社と悪いと思う会社、そしてどちらでもない中間の会社が出てくると思います。

これらを見比べて、自分がどこを見てそうやって評価しているのかを考えてみましょう。企業規模なのか、年収なのか、休日なのか、立地なのか…。

その評価基準となっているものが、あなたが転職において一番に求めているものだと言えます。

 

「今の環境じゃ自分をもっと成長させることができないから転職したい!若いうちにバンバン仕事をこなしていずれは会社を興したいんです!!」と言っていた人にベンチャーの営業やコンサルを紹介していたら、結局は「残業はちょっと…」「年間休日が120日無い会社はちょっと…」と言われたことがある…なんて転職エージェントの話を聞いたこともあります(笑)

 

自分が求めているものと全く的はずれな求人を紹介されないように、また、自分のことを勘違いして転職し、また辞めたいと思うことのないように、まずなんとなくでもいいので、自分の方向性を認識しましょう。

 

それをするのに手っ取り早いのは、大量の求人を見てみることです。

「A社よりB社の方が魅力的だな…給料も同じなのになんでだろう?……そうか、自分にとって会社の立地って結構大切なんだな」

みたいに、数を見ていくうちに新たな気付きを得やすくなりますからね。

 

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自分の求めているものは、実は現職にあったりする

そんなこんなで求人を見ていると、自分が一番大切にしていることは現職でも実現可能だったりします。

「実は自分の会社って世間的には超優良企業かも…!」

「やりたいことをやるには、この会社に留まっていた方がいいかもしれない…」

なんてことになるかもしれません。

 

サラッと求人を見ることが足元を見つめ直すきっかけになります。他の会社の福利厚生であっても業務内容であっても、結局は現職と比較するしかありません。その中で現職の魅力に改めて気付くことも大いに可能性があるということです!

仕事が嫌すぎてうつになってしまったとか、100%仕事のせいで怪我をしたのに労災がおりないとか、よほどの理由があれば話は別ですよ(笑)

 

もし現職に留まることになった場合、転職サイトに登録して、応募して、面接日程を調整して、面接を受けて…なんてことは時間も労力も無駄になってしまいますよね。

その無駄を最初から回避するためにもまずは手軽にたくさんの求人を見ることにしましょう!

求人を見るだけであれば通勤中やちょっとした休憩時間、寝る前などの隙間時間でできますからね。

 

まとめ

「昔に比べると転職する人が多くなった」なんて言いますが、そんなことはありません。40代50代の人で4回転職している人だっていますし、私がこれまでに関わってきた中で転職したことがない人はほぼいません。

ですが、転職がとても身近なものになったのは事実だと思います。PCやスマホで求人が簡単に見れるんですから。

そうすると転職を軽く考える人が出てきます。「何かが気に食わなければ転職すればいいや」と思って就職先を適当に決め、何かが気に入らなくてまた適当に転職先を決め…ということを繰り返す人もいます。

 

これが正しい働き方だと思いますか?そうではないですよね。

簡単に求人が見れるという環境を活かして、自分は本当に転職したいのか?転職したいのであれば一体何がいちばん大切な要因となるのか?をよーーーく考えてみて下さい。

思いもしなかったものを一番大切にしているかもしれませんし、上述の通り転職が不要であることに気付けるかもしれません。

 

最初から真剣に、全力で取り組む必要はありません。適当に、なんとなくでもいいので求人をサラサラと見てみて下さい。そうすることで徐々に自分の今後が明確になっていくと思いますよ!

転職を考え始めたあなたの、少しでも助けになれば幸いです。