もう怒鳴りたくない!怒鳴らない子育ての秘訣

育児は忍耐の連続です。
服でも、靴下一つで「それイヤ!」と言われ、
お出かけの時間になっても、なかなか準備しない。
お片付けはしないで、散らかし放題。
バスや電車で、大声をあげるし、
スーパーでも走り出してしまう。
「いい加減にしなさーーいっ!!!(# ゚Д゚)」
と、怒鳴ってしまうことが多々ありますよね。
怒鳴ったところで、すんなり言うことを聞いてくれるわけでもなく、
ギャン泣きして、なかなか泣き止まなかったり、余計にイライラすることも。
それでも、ママも人間なのです。
イライラして、いろんなことを我慢して、
つい怒鳴ってしまうんですよね。
でも、なんとか怒鳴らずに育児をしたい。
私がそんなことを思ったときに読んだ、
育児本?があります。
今回は、その一冊の本について、
ご紹介したいと思います。

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「どならない子育て」

私が読んだのは、タイトルがそのまんまなのですが、
「どならない子育て」
という本。
カバー表紙には、
「つい子どもにキレて自己嫌悪…」
「そんな私にサヨナラ!」
そしてこの、私たち親子を描いたのではないか!?
と思ってしまうほどの、素敵なイラスト☆
こちらの本は、図解・イラストも多く、
活字が苦手という方にも、非常に読みやすいです。
モンテッソーリ教育(←私は大好きですよ)など、
特別な育児法でもありません。
簡単に言えば、
否定法ではなく、肯定法で子どもに伝えるという内容です。
また、叱る必要があれば、
あれもこれもそれも、と一度にいくつも叱るのではなく、
優先順位の高いもの「ひとつだけ」を叱りましょう、という
極めてシンプルな方法でした。
最近では、新たにマンガで解説されている、
練習帳なるものも売られていました。

肯定法で伝えるとは?

例えば、スーパーなどに行ったとき、
子どもが走ると、他のお客さんにぶつかってしまい、
危ない上に、迷惑をかけてしまいます。
そんなとき、
「走ったらダメでしょ!」
「走らないでね」
と言ってしまいがちです。
「~してはダメ」「~しないでね」
これが否定法です。
では、肯定法で言うとどうなるか。
「ここでは歩いてね」
「危ないから歩こうね」
どうですか?
走ると危ないので、歩いて行きなさい、
という全く同じ意味なのですが、
肯定法だと、優しい言葉になりますよね。

自分が言われたと想像してみる

「そんなことで、子どもが言うこときくの?」
と疑問に思います。
そこで、
自分がご主人や奥様に言われたときを
想像してみてください。
日々の育児や仕事で疲れて、
やらなきゃいけないことは、わかっているのに体が動かない。
その結果、
夕食の片づけができず、
汚れた食器が、キッチンに並んでいます。
会社から帰宅したご主人が、
帰宅早々に、
「なんだこれ!汚いな!さっさと片付けろよ!」
と奥様に言いました。
この後どうなるでしょうか?
「ごめんなさい…今すぐ片付けます」
とすんなり快く片付けたくなりますか?
たぶん、
「何よその言い方!私だって一日家事育児で疲れてるのよ!」
となるのではないかと思います(私はそうですよー)。
そこで、
「今日も一日大変だったんだな。でも、キッチンがきれいだと気持ちいいんだよな」
と言われたらどうですか?
今日は疲れて動けないにしても、
明日から頑張って、キレイにしておこうかな?
と少しは思いませんか?
つまりは、
大人も子どもも、受け取り方は同じなんじゃないかな?と思うんです。

とあるお店で見かけた貼り紙

つい先日、とあるお店のトイレで見かけた貼り紙。
これ、コンビニのトイレとかでも、よく見かけます。
「いやいや~そんなに褒められることでも~」
「そんなこと言われたら、頑張っちゃうじゃないですか~」
って、私は思うんですよね(単純なので)。
でも、もし仮にこれが
「いつも汚される方がいらっしゃいますので、きれいに使ってください!」
「汚されると困ります」
「あんたたちのために、店員は掃除してるんですけど!」
とかだと、
「はぁ???何言ってんの?」
ってなりますよね。
私はなります(笑)
この貼り紙を見て、怒鳴らない育児の
肯定法で話す効果について、
とっても良い例だなと思いました。

さいごに

お店とかで、メチャクチャ怒鳴ってるママさんとか、
子どもを叩いてるパパさんとかを、結構見かけるのですが、
なんというか…なんとも言えない気持ちになります。
そこまで怒ることなのかな?
それは本当に悪いことなのかな?
もっと違う叱り方はできないのかな?
でも、いざ我が子が何か良くないことをすると、
ついつい、声を荒げて怒鳴ってしまうことがあるんです。
ママもパパも人間だし、
日々の家事育児、会やのお仕事・人間関係で、
大人のほうが心身共に、疲れてしまいます。
そんなときに、いつもは怒らないことを、
怒鳴りつけてしまったりします。
子どもは、大人の八つ当たりの道具ではありません。
力で押さえつけるのは、簡単にできますが、
弱いものイジメと、何も変わりません。
親は、子どもの安全基地ですからね。
ぜひ、この「肯定法」で伝える術を身につけて、
少~し楽な、穏やかな育児を楽しめるといいですね^^
日々、気を付けるだけで、
結構、肯定法で伝えられるようになりますよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。